ア行
アウトライン
文字データをベクター画像データに変換する機能。
アウトライン化により文字化けや文字の配置ズレが防げます。
アタリ
図版のサイズや位置がわかるように、レイアウトやデザインの際に一時的に配置しておくダミー画像。
写真やイラストがそろっていないときに目安として使用するものなので、実際の印刷工程に入るまでには、必ず本画像に差替える必要があります。
アート紙
鉱物性顔料を接着剤で原紙の表面に塗工し,乾燥後スーパーカレンダーなどで強光沢を付けた,塗工量が両面で50g/m²前後の塗工印刷用紙。つや消し仕上をしたものなどもある。コート紙に比べ平滑度,光沢度,白色度に優れ発色が良く,高級美術書,カタログ,カレンダーなどに使用される。
網点
写真やイラストなどの濃淡を印刷物上に再現するために用いる小さな点。網点の面積により印刷物上のインキ量が変化するので,視覚的な濃淡が表現できる。網点の密度により,モアレやザラツキなど視覚的な状態が変化する。
オフセット印刷
一般的な商業用の印刷を指す。実際に印刷イメージが作られている版と紙が直接触れないのが特徴。版に付けられたインキを、一度ゴムブランケットなどの中間転写体に転写(offset)した後、紙などの被印刷体に印刷するため、オフセット印刷と呼ばれる。オフセット印刷の大半が平版(へいはん)を用いて行われているため、オフセットと言えば平版オフセット印刷のことを指すようになった。
オンデマンド印刷
「要求があり次第」(オンデマンド)迅速に印刷する方式。デジタル印刷機は無版方式であるため,短時間で印刷でき,1枚ごとに異なる絵柄を印刷するバリアブル印刷も可能。有版方式でも短時間で印刷出来れば(オフセット印刷)オンデマンドなどと呼ばれる。
近年,品質的にもオフセットレベルになっている。オンデマンド印刷は印刷のあり方を示す用語で,PODとなるとデジタル印刷を指す。
カ行
解像度
画像のきめの細かさ。dpi(dot per
inch)という単位で表す。この数字が大きいほど、高精度の画像となる。
解像度が低いと印刷したときに荒く映ってしまう可能性があります。基本的に、Webでは72dpi、DTPでは350dpiが必要です。
型押し
「印刷物に凹凸の形状を型押しで加工して、平面的な印刷物に立体感を出します。高級感やインパクトを持たせるために使用します。
型抜き
印刷物の真中に円形の穴をあけたり、角をラウンドにする加工のことです。インパクトを持たせるために使用されます。
カンプ
デザイン制作してクライアントに見せるためにプリンタ出力したもののことで、印刷に回せる最終カンプは校了紙とも呼ばれます。
切り抜き
写真の中の必要な部分だけ切り取ることを言います。直線で四角くカットすることをトリミング、対象物の形を切り出すことを切り抜きと呼び分けることもあります。
組版
文字を主体とした印刷物の文字の組み方やその行為を組版と言います。
グラビア印刷
主に写真製版法によりつくられた凹版をもちいた印刷。製版方法は大別して,コンベンショナルグラビア,網グラビア,電子彫刻グラビアの三つがある。
ゲラ
「校正刷りのことをゲラ刷り、略してゲラと言います。
原稿
原稿の文章や字、表現に誤りや不適切な箇所がないか確認し、訂正指示をする作業が校正です。また校正はテキストに対してだけではなく、デザインや発色に対しても行います。
校正
原稿の文章や字、表現に誤りや不適切な箇所がないか確認し、訂正指示をする作業が校正です。また校正はテキストに対してだけではなく、デザインや発色に対しても行います。
校了
校正がすべて完了することです。あとは印刷するだけという状態です。
コーディング
サイトマップやデザインデータをもとに、Webページとして展開できるように組み立てること。コーディング作業に入る前までに、ユーザーが迷わず目的のページにたどり着けるよう、全体像を組み立てておく必要があります。
コート紙
コート紙は名前の通り、表面がコート加工されている紙です。紙自体に艶があり、テカテカと光の反射が感じられます。発色は良いのですが、傷がつくと反射で目立ちます。また、手で触ると指紋が残りやすい特徴があります。
コンバージョン
会員登録や資料請求、商品購入などウェブサイト上での成果。入力フォームのコンバージョン率を上げるために、必須項目の有無の表示や、半角/全角を切り替えなくても入力できる仕様にしておくことをおすすめします。
サ行
サイトマップ
Webサイトの内容が把握できるように一覧化したページ。間違ったURLやリンクが切れていないかチェックが必要です。
サーバー
ネットワークで繋がったコンピューター上で他のコンピューターにファイルやデータ等を提供するコンピューター、またそのプログラムを指します。Webサーバーは、html文書や画像などの情報を蓄積しておき、Webブラウザなどのクライアントソフトウェアの要求に応じて、インターネットなどのネットワークを通じて、これらの情報を送信する役割を果たします。また、メールの管理を行うサーバーをメールサーバーと呼びます。
上質紙
極めて普通の紙のことです。会社にあるコピー用紙は、一般的にこの上質紙が使われます。コート紙、マットコート紙に比べて、インクが沈むため、少し暗くなる特徴があります。
責了
校正をして、直しがあった場合でもあなたの責任で校了してください、という意味で使われます。
タ行
台割
冊子などのページ物を作る場合、原稿を書く前に全体のページの割り振りを決める行為を台割と呼びます。
タグ
Webサイトなどの記述に使われるマークアップ言語では、基となる文章に<>で囲まれた標識を埋め込むことで、他のページへリンクとしたり、文字の装飾が行えたりします。そのような付加情報を埋め込む際に用いられる特殊な文字列をタグと呼びます。
テンプレート
雛型、定型書式という意味の英単語です。何かを作る時のもとになる定型的なデータやファイルのことをさします。
WebサイトのデザインやWebサイトで用いるプログラムにもテンプレートが存在します。
ドメイン
インターネット上に存在するコンピューターやネットワークにつけられる識別子です。インターネット上の住所のようなものとなります。
トンボ
印刷物を作成する際に、仕上がりサイズに断裁するための位置や多色刷りの見当合わせのため、版下の天地・左右の中央と四隅などに付ける目印。見当標とも言う。一般的に天地・左右の中央に付けるものをセンタートンボ、仕上がりサイズの四隅に配置するものを角(かど)トンボと呼び、この他、印刷物の形状に応じて折りトンボなどが用いられる。
ナ行
ノンブル
ページの順序を示す番号
表紙から数えて、本文を3pからする数え方と、本文を1pとする数え方があるので、最初の段階で決めておきましょう。「数」を表す仏語の
nombre が由来と聞くと、オシャレな単語な気がする。
ハ行
箔押し
金・銀・その他の型押しをします。こちらも高級感やインパクトを持たせるために使用します。
バナー
バナー(banner)とは英語で 旗、 旗じるし、
横断幕宣伝用などのたれ幕、標識、全段抜きの大見出し、Webなどの帯状の広告という意味があります。Webサイト上でメリハリをつけるためのリンクボタ
ンとして用いることが多いです。大きさや形は様々で、動画になっているバナー等もあります。またバナーを用いた広告方法をバナー広告と呼びます。
バリブル印刷
可変するデータに基づき,印刷するページの一枚一枚に対して,レイアウトは同じで内容を差し替えて印刷を行うこと。ダイレクトメールの宛名印刷が典型的なバリアブル印刷である。
表1、表2、表3、表4
本の表紙に当たるページにはそれぞれ数字による名前が付けられています。表1はいわゆる表表紙のことです。表1を開いた裏側は表2です。表4は裏表紙のことです。表4を開いた裏側は表3と呼びます。
ブランディング
顧客にとっての価値を最大限高めていくための企業活動のこと。顧客との何かしらのコミュニケーションにより商品または企業への共感や信頼などを育て、活性、維持していく活動をいいます。
プロバイダ
インターネット接続業者様のことです。OCN、ぷらら、So-net、BIGLOBE様などが代表的です。電話回線や
ISDN回線、ADSL回線、光ファイバー回線、データ通信専用回線などを通じて、顧客である企業や家庭のコンピューターをインターネットに接続する役目を果たします。Webサイトを持つこと自体はプロバイダがなくても可能ですが、ご自身がWebサイトの閲覧やメールの送受信などインターネットを活用する場合には必要となります。
ベタ
ある範囲を一色で塗りつぶすことをベタと言います。網かけの場合はベタとは言いません。K(黒インク)100%で表現される黒で塗りつぶすことは「スミベタ」と呼びます。
ペラ
ポスターやチラシなど、1枚の紙だけで仕上げる印刷物をぺら物(端物)と呼びます。反対に、冊子の体裁をとる印刷物をページ物と呼びます。
マ行
マットコート紙
マットコート紙は、上質紙とコート紙の中間の紙というとイメージです。コート紙にマット加工がされているため、テカテカが抑えられていますが、インクが乗りやすく、発色が良い特徴があります。
面付け
印刷を行う際に、折りごとに各ページが正しく並ぶように配置する作業のことを言います。
ヤ行
ユーザビリティ
Webサイトにおける使いやすさや使い勝手。ユーザーが目的の操作をするまでに費やす労力を減らすことが、ユーザビリティの改善につながる。
ユーザーがストレスを感じたり、迷ったりすることを防ぐために、各ページへのアクセスルートに無駄がないかをチェックしておくことが重要です。
ラ行
ラフ
印刷イメージのレイアウトやデザインを下書きしたものです。ただし、ラフは、人によって受け取り方が変わります。
ランディングページ
検索エンジンや広告などからリンクされ、最初に開くことになるページ。コンバージョンまでの導線を設計し、離脱率が上がらないよう調整・改善を行う手法をLPO(ランディングページ最適化)と言う。
少しでも「欲しい!」と思わせることができなければページから離脱されてしてしまうので、ユーザーが自分に必要な情報だと感じられる構成にしていかなければなりません。
リッチコンテンツ
テキストや静止画像だけなく、動画(映像、アニメーション、CG)や音(音声、音楽)などを利用したコンテンツ。
ユーザーに対して、直感的・感覚的に訴求できます。ただし、ユーザーのネット環境によってはウェブサイトの動作が重くなるデメリットもあります。
リスティング広告
検索エンジンの検索結果ページに有料でテキスト広告を表示するサービスのことです。リスティング事業者に料金を払ってキーワードを登録すると、大手ポータルサイトなどからそのキーワードで検索したときに、検索結果の上位ページに「スポンサーサイト」などと題して自社Webサイトの広告が表示されます。的確なキーワードを設定することにより、Webサイトへのアクセス数を増やす手段として用いられます。1つのキーワードに複数の会社が登録した場合には、掲載スペースを入札形式で競売するのが一般的です。Yahoo等で用いられているオーバーチュア、Google等で用いられているアドワーズ等が代表的なサービスとなります。
リンク
一般的にホームページやコンテンツページをほかのホームページやコンテンツページと結び付ける機能のことです。ホームページに飛び先(URL)
を書き込んで、それをクリックするだけで目指すホームページに移動可能にすることを「リンクを張る」という言い方をします。他のホームページに移動するリンクを「サイト外リンク」Webサイト内の違うページに移動するリンクを「サイト内リンク」と呼びます。
輪転印刷
円筒形の版胴・圧胴,あるいはゴム胴の間で圧をかけ,回転することにより印刷する方法。新聞など大量印刷に使用される。
レイアウト
目的に合わせて文字や写真の情報を配置することです。読み手の印象に深く関わる重要な要素です。
ワ行
ワンソースマルチユース
ワンソース(one
source)は、ひとつの情報、ひとつの元データ、ひとつのコンテンツといった意味でsource
には、ものごとの「元」とか「源」といった意味がある。それを、さまざまな方法、あるいは方式で使うことを、マルチユース(multi-use)という。
A〜N行
CMYK
シアン(Cyan)=青緑に近い水色、マゼンタ(Magenta)=明るい赤紫色、イエロー(Yellow)=黄色、キー・プレート(Key
Plate)=黒色のことで、印刷物のインクに使われる。
RGBデータで入稿した場合は、印刷用のCMYKに変換しなければならないため、元のRGBで表現されている色をそのまま再現することはできません。
色の3原色は絵の具などのように色を混ぜていくと黒に近づきますが、印刷の際には綺麗な黒を表現するために別途黒のインクも使用します。
CTP
Computer To
Plateの略。コンピューターから直接印刷するプロセスのことです。
DTP
DeskTop
Publishingの略。卓上出版と訳されます。編集などの作業をコンピューターで行って出力すること。現在では、さらに概念を広くして、Desktop
prepressの略として使われることもあります。
GIF
Graphics Interchange
Formatの略。画像の保存形式の一種。画像の交換用の形式として開発されました。
JPEG
静止画像の保存形式のひとつ。データを圧縮するため、軽いのが特徴です。
O〜Z行
PDF
Portable Document
Formatの略。Adobeが開発した電子文書用のフォーマット。OSの違い、バージョンの違いに左右されないのが特徴です。幅広い現場で利用されています。
PP加工
紙の表面にポリプロピレンでコーティングを施す印刷加工のこと。質感や耐久性の向上などの価値を付加することを目的に冊子の表紙に用いられます。
RGB
レッド(Red)=、グリーン(Green)=緑、ブルー(Blue)=青の光の3原色。テレビやPC、スマホのディスプレイはRGBの光で色を表現しています。
RGBで作成したデータは、印刷するとWebなどの画面で見た時と色味が変わってしまうことがあります。光の3原色は色を混ぜていくと白に近づきます。白く見える太陽の光から虹ができることの逆ですね。
SEO
SEOとは検索エンジン最適化の意味です。サーチエンジン(Yahoo
Google等の検索エンジン)は登録されているWebページをキーワードに応じて表示しますが、その際の表示順位はそれぞれのサーチエンジンが独自の方式に則って決定されます。この順位が上にある方が検索エンジン利用者の目につきやすく、訪問者も増えるため、企業などでは検索順位を上げるために様々な試みを行なう場合があります。その様々な技術や手法を総称してSEOと呼びます。